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音源紹介(PICK UP) (2017年)

2017年に歴史的音源トップページの音源紹介欄に掲載した記事を載せています。

”国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源”は、国立国会図書館および配信参加館で聴くことができます。     (※ただし音源の公開範囲は変更されている場合があります。)

作詩をした北原白秋の写真

作詩をした北原白秋

『皇太子さまお生れなった』  歌:平山美代子ほか
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源※
 

この歌は、退位に向けて準備が進められている天皇陛下の、昭和8年12月23日の御誕生を祝って作られた童謡である。歌詞の「鳴つた、鳴つた、ポーオ、ポー」は、1回なら内親王、2回鳴れば皇太子誕生を告げると決められていた当時の東京市のサイレンが、2回鳴らされたことを表している。作詩は北原白秋で、当時広く歌われたという。 (2017年12月15日掲載)

荻野綾子

荻野綾子

 

大正末期から昭和初期にかけてパリへ留学した声楽家、荻野綾子(1898-1944)の録音。帰国後、日本におけるフランス歌曲界を牽引したソプラノ歌手である。留学中に現地のオーケストラと共演し、初めてフランスに日本歌曲を紹介したという。歌うときに詩の言葉を大切にしたという荻野は、文学的才能にも恵まれ、詩人の深尾須磨子などと親交を結んだ。 (2017年11月7日掲載)

犬養毅

犬養毅

『演説:新内閣の責務』  犬養毅
※インターネット公開音源※
 

第29代内閣総理大臣であった犬養毅の演説録音。このレコードが発売された数か月後、五・一五事件で凶弾に倒れた。憲政擁護運動での活躍で尾崎行雄とともに「憲政の神様」と称され、普通選挙の実現に力を注いだ犬養は、粉飾誇張した大げさな演説を嫌ったという。幼い頃、思いやりを意味する「恕」の一字を書にして与えられたという孫娘は、その後評論家として活躍し、世界の難民救済に尽くして7月に亡くなった犬養道子氏である。 (2017年10月2日掲載)

高知県 室戸岬の写真

高知県 室戸岬

『南国土佐を後にして』  歌:ペギー葉山
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源※
 

今年4月に亡くなった歌手のペギー葉山が歌った昭和34年発売の大ヒット曲。原曲は、高知出身者が多くを占めた陸軍第40師団の歩兵第236連隊(鯨部隊)で生まれたものという。曲の一部には、高知県民謡の『よさこい節』が取り入れられている。ペギー葉山の音源では、他に、『島原地方の子守唄』、芦川いづみ・浅丘ルリ子との『三人姉妹マンボ』(いずれも国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源)等が収録されている。 (2017年9月1日掲載)

永井隆の写真

永井隆

 

昭和20年8月の長崎への原爆投下で、自らも被爆しながら負傷者の救護にあたった医師、永井隆の詩に、山田耕筰が曲を付けた作品。永井は原爆により妻を亡くした。この曲の最後は「焼跡にわれのみ生きて 南天の花に泣きぬ」と歌われる。永井の著書「長崎の鐘」を題材とした藤山一郎のヒット曲『長崎の鐘』(国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源)(作詞:サトウハチロー、作曲:古関裕而)も、歴史的音源には収録されている。 (2017年8月1日掲載)

宮城道雄

宮城道雄

『風鈴』  作曲・演奏:宮城道雄
※インターネット公開音源※
 

箏曲家の宮城道雄(1894-1956)による音源(昭和16年作曲)。宮城は西洋音楽に造詣が深く、邦楽にそれを融合させた革新的な作風の曲を多く発表した。「夏の小曲」の中の1曲であるこの『風鈴』には、西洋音楽のグリッサンドの奏法が使われている。同じく「夏の小曲」中の『線香花火』も、歴史的音源には収録されている。 (2017年7月3日掲載)

齋藤秀雄の写真

齋藤秀雄

 

チェリストの齋藤秀雄(1902-1974)の指揮による音源。演奏はNHK交響楽団の前身の新交響楽団。齋藤はピアニストの井口基成らとともに、1948年の「子供のための音楽教室」開設や、この教室に連なる桐朋学園音楽部門での指導に尽力した音楽教育家でもあり、小澤征爾をはじめとする多くの後進を育てた。 (2017年6月1日掲載)

一番の歌詞の写真

歌詞(一番)

『別れの一本杉』  歌:春日八郎
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源※
 

今年2月16日に84歳で亡くなった作曲家、船村徹氏の23歳の時の大ヒット曲。タンゴ調のリズムを持つこの曲の歌詞は、親友高野公男によるもので、若くして亡くなった高野との日々を、氏は「私の原点」と述懐していたという。歴史的音源には、高野とのコンビの作品が他に4曲収録されている。 (2017年5月1日掲載)

ジャズ・バンドの写真

ジャズ・バンド

『吹奏楽:草津節』  演奏:ニュウーオーダーリズムオーケストラ
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源※
 

群馬県民謡の「草津節」をアレンジしたジャズの楽曲。音楽評論家・毛利眞人氏のテーマ別音源紹介「日本人とジャズ」では、「メカニックなリズムに乗ってクラリネットとアルトサックスがブラス陣と応酬する。後半はウォーキングベースに移り、ピアノを交えてクライマックスに達する。演奏面でもフィーリング面でも戦前期の頂点といえる録音だ。」と紹介されている。 (2017年4月3日掲載)

ヘレン・ケラー

ヘレン・ケラー

『幸福の青い鳥(ヘレン・ケラーの歌)』
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源※
 

ヘレン・ケラーが昭和12年に初めて来日してから今年で80年。歴史的音源には、昭和23年の2度目の来日を記念して作られた上記の歌が収録されている。歌詞は公募され、来日時の歓迎国民大会などでも歌われた。 (2017年3月1日掲載)

今村明恒の写真

今村明恒

『地震の話』  講演:今村明恒
※インターネット公開音源※
 

地震予知と震災の被害予防に力を尽くした地震学者の今村明恒(1870-1948)による講演。大正12年の関東大震災以前に、東京における大地震の発生を警告していたことで有名である。 (2017年2月2日掲載)

レオニード・クロイツァー

レオニード・クロイツァー

 

瀧廉太郎の『荒城の月』を主題にした山田耕筰による変奏曲。レオニード・クロイツァーは、ドイツを代表するピアニスト・指揮者であったが、戦前に来日し、日本に永住した。東京音楽学校などで教鞭をとり、多くの後進を育てた。歴史的音源には、クロイツァー演奏の『ピアノ独奏:からたちの花』も収録されている。 (2017年1月4日掲載)

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