
ワーグナー
『エルザの夢(Elsas Traum)(歌劇「ローエングリーン」より)』作曲:ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー
ドイツの作曲家ワーグナー(1813-1883)による歌劇『ローエングリーン』の劇中歌。弟の殺害という無実の罪で裁判にかけられた公女エルザが、自分はある騎士の夢を見て、彼が助けてくれるに違いないと歌う。すると、その騎士が白鳥に曳かれた小舟に乗って本当に現れ、彼女を救ってくれるが……という筋書き。
ワーグナーの作品には人を惹きつける力があり、ワグネリアンと呼ばれる熱狂的なファンを獲得した。バイエルン国王ルートヴィヒ2世もその一人で、彼はその歌劇世界に影響を受けてノイシュヴァンシュタイン城を建造したと言われている。歴史的音源には他に、『タンホイザーの大行進』や『結婚行進曲』(いずれも国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内限定公開音源)などが収録されている。
♪研究者執筆の「テーマ別音源紹介」 ※最新5件を表示