
森鷗外
『横浜市歌』
作詞:森林太郎、作曲:南能衛
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内限定公開音源※
本音源は1909年7月に行われた横浜開港五十年祭で発表された市歌で、作詞をしたのは2022年7月に没後100年を迎える森鷗外(1862- 1922)である。
作曲担当の東京音楽学校(現東京藝術大学)から作詞を託された鷗外は、メロディーを先に作り、それに合わせて歌詞をつける方法を提案した。当時、こうした方法は珍しく、同校はこれまでとは正反対だと驚き、都合が好い、と喜んだという。作曲家の南能衛(1881-1952)が作った譜に、開港前後の横浜の様子を盛り込んだ歌詞をのせた本歌は、今も横浜で脈々と歌い継がれている。
※歌いやすくなるようにメロディーは1966年に一部改変された。
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