音源紹介PICKUP

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音源紹介(PICK UP) (2021年)

2021年に歴史的音源トップページの音源紹介欄に掲載した記事を載せています。

”国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源”は、国立国会図書館および配信参加館で聴くことができます。     (※ただし音源の公開範囲は変更されている場合があります。)

パブロ・デ・サラサーテ

パブロ・デ・サラサーテ

『チゴイネルワイゼン(上)(下)』  作曲:パブロ・デ・サラサーテ
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内限定公開音源※

スペインのヴァイオリニスト、パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908)の代表曲。サラサーテは早くからその才能を発揮し、8歳で初舞台を踏むと、10歳にして女王イサベル2世の前で演奏したという。作曲家としても活躍し、ハンガリー民謡に取材した本曲は、その特徴的な旋律から今でもテレビ番組やCMなどで頻繁に用いられる。ちなみに、歴史的音源には収録されていないものの、本曲のサラサーテ自身の演奏を収録したレコードには、サラサーテの声も紛れ込んでいたと言われており、作家内田百閒はそのレコードを題材に『サラサーテの盤』を執筆した。 (2021年10月25日掲載)

錦絵爆弾三勇士

錦絵爆弾三勇士

『大毎・東日懸賞募集入選歌:爆弾三勇士の歌』  作詞:与謝野寛、作曲・演奏:陸軍戸山学校軍楽隊
※インターネット公開音源※

1932年の第一次上海事変時に敵陣を突破して自爆し突撃路を開いたとされる「爆弾三勇士」をもとに、新聞社が公募した歌に与謝野寛(鉄幹)の作品が選ばれた。浪花節落語など様々な分野で取り上げられていることから、「爆弾三勇士」がいかに当時の世間を熱狂させたかがうかがえる。 (2021年9月28日掲載)

西条八十

西条八十

『東京音頭(一)(二)』  作詞:西条八十、作曲:中山晋平
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内限定公開音源※

作詞家・西条八十(1892-1970)と作曲家・中山晋平(1887-1952)による盆踊唄。1932年、丸の内の飲食業組合から「東京にも盆踊りを」と要請を受け、『丸ノ内音頭』が作られると、盆踊大会は大盛況を収めた。この人気を受けて、翌年これを改変して発売されたのが本曲であり、のちに歌詞を各地の名所に替えた『東北音頭』『東海音頭』『九州音頭』などが作られるほど全国的な音頭ブームを巻き起こした。現在もプロ野球球団東京ヤクルトスワローズなどで応援歌として使用されており、東京を代表する曲として親しまれている。
なお、歴史的音源には英語版『東京音頭』も収録されている。
※本文中で紹介している音源は、すべて国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源です。 (2021年8月26日掲載)

表彰台上の前畑秀子

表彰台上の前畑秀子

『日本放送協会著作権所有:水上競技実況放送(女子二百米平泳決勝)』  実況:河西三省
※インターネット公開音源※

「前畑ガンバレ」で知られる、1936年ベルリンオリンピック競泳女子200メートル平泳ぎ決勝でのNHKアナウンサー河西三省による実況。 河西によると、日本代表前畑秀子とドイツ代表マルタ・ゲネンゲルとの接戦に会場中が総立ちとなりプールが見えなくなってしまい、河西も実況を行うテーブルに飛び上がりマイクを持って放送したという。 (2021年7月30日掲載)

ヨハン・シュトラウス2世

ヨハン・シュトラウス2世

オーストリアの作曲家にして「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)の代表作。元々は普墺戦争(1866)に敗れたオーストリアを元気づける合唱曲として制作されたものだが、いつもなら複数回起こるアンコールがこの曲では1回しか起こらず、発表当初の評判は芳しくなかったと言われている。しかし、パリ万国博覧会(1867)でオーケストラ用に再編したものが演奏されると、瞬く間に人気となり、今では「オーストリア第二の国歌」として国民に愛される名曲となった。 歴史的音源には、やはりシュトラウス2世の代表作として名高い『皇帝円舞曲』(国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源)も収録されている。 (2021年6月21日掲載)

堀切善次郎

堀切善次郎

『帝都復興の大業成る(一)』  演説:堀切善次郎
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内限定公開音源※

1923年に発生した関東大震災からの復興を記念し、1930年に開催された帝都復興祭での東京市長・堀切善次郎(1884-1979)による演説。堀切は福島県信夫郡上飯坂村(現・福島市)に生まれ、東京帝国大学法学科を首席卒業後、内務省に入省し、1926年に復興局長官、1929年に東京市長となる。旧家である旧堀切邸は飯坂温泉の観光文化交流拠点として現存している。 (2021年5月21日掲載)

野口雨情

野口雨情

詩人・野口雨情(1882-1945)と作曲家・本居長世(1885-1945)による童謡。雨情と長世は共に童謡の普及運動につとめ、数々の名作を生み出した。二人による代表曲には、『十五夜お月さん』『七つの子』『赤い靴』などがある(いずれも国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源)。
異国から渡ってきた人形の心細い心情を歌った本曲は、雨情によれば当時高まっていた「国際愛」の気運に乗って書かれたもので、広く人々に愛好された。1923年の関東大震災でのアメリカからの支援に対するお礼として、長世が娘たちと渡米し現地でコンサートを行った際には、本曲が最も喜ばれたという。本音源ではその長世の長女であるみどり子の歌声を聞くことができる。 (2021年4月15日掲載)

古関裕而

古関裕而

『新民謡:福島音頭』  作曲:古関裕而
※国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内公開音源※

作曲家・古関裕而(1909-1989)が故郷福島のために作った楽曲。
日本大学准教授・刑部芳則氏のテーマ別音源紹介記事「古関裕而が全国各地へ『エール』を送るメロディー」では、「『福島音頭』は昭和29年(1954)6月に福島民報社とラジオ福島によって制定され、福島県観光連盟と福島県教育委員会の推薦並びに福島県蓄音器商組合の協賛を受けた、福島市の主要団体が総力を挙げて出した新民謡である。同年8月に古関は福島県知事大竹作摩との対談で、福島県に観光客が集まらないことを宣伝不足だと嘆いている。福島県内の新民謡を数多く作った背景には、作曲家として郷里を盛り上げようとの思いがあった。」と解説されている。 (2021年3月15日掲載)

ワーグナー

ワーグナー

ドイツの作曲家ワーグナー(1813-1883)による歌劇『ローエングリーン』の劇中歌。弟の殺害という無実の罪で裁判にかけられた公女エルザが、自分はある騎士の夢を見て、彼が助けてくれるに違いないと歌う。すると、その騎士が白鳥に曳かれた小舟に乗って本当に現れ、彼女を救ってくれるが……という筋書き。
ワーグナーの作品には人を惹きつける力があり、ワグネリアンと呼ばれる熱狂的なファンを獲得した。バイエルン国王ルートヴィヒ2世もその一人で、彼はその歌劇世界に影響を受けてノイシュヴァンシュタイン城を建造したと言われている。歴史的音源には他に、『タンホイザーの大行進』『結婚行進曲』(いずれも国立国会図書館/歴史的音源配信参加館内限定公開音源)などが収録されている。 (2021年2月12日掲載)

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